CRAFTSMANSHIP
ものづくりのものがたり

森から、一滴の精油が
届くまで。
一十八日では、南会津で採取・蒸留した自社の精油を「南会津かおる里山」としてお届けしています。
植物を集め、細かくし、蒸留し、熟成させ、分析して、ボトルに詰める。ひとつひとつの工程に、これまでの試行錯誤が詰まっています。
クロモジを例に、精油づくりの流れをご紹介します。
STEP 01
材料を集める
南会津の森には、杉などの針葉樹が生えるエリアと、ブナなどの広葉樹が生えるエリアがあります。クロモジは、主に針葉樹の下に生える植物です。

地元の方々に協力していただきながら、森の中でクロモジを採取しています。
STEP 02
細かく粉砕する
蒸留をする前に、集めた材料を粉砕機で細かくします。

粉砕機はとても大きな音がするので、作業中は耳あてが欠かせません。
STEP 03
蒸留する

南会津の蒸留工房では、250〜500リットルの蒸留器を、植物や精油の用途に合わせて使い分けています。食品用の蒸留器では、香料(食品添加物)の製造も行えます。
木で囲まれた通称「2号機」は、クロモジの蒸留でいつも活躍している蒸留器です。
材料の大きさや詰め方、蒸留時間、蒸気の当て方、温度。たくさんの実験を重ね、香りや成分を確かめながら、最適な方法を探ってきました。
自然のものなので、その時々で香りが異なることもあります。それでも少しでもブレを抑え、よい香りをお届けできるよう、今も試行錯誤を続けています。
STEP 04
濾過・熟成する
蒸留が終わったら、濾過の作業です。精油と芳香蒸留水(フローラルウォーター)を分け、精油の中の不純物を取り除きます。精油の質を左右する、大切な工程です。

その後は熟成へ。蒸留したての精油には、焼きいものような独特の香りがあり、私たちはこれを「蒸留臭」と呼んでいます。
この蒸留臭が抜けて本来の芳しい香りになるよう、これまでの実験の結果をもとに、条件や期間を見極めながら精油を寝かせます。
STEP 05
成分を分析する
熟成を経て、芳しいクロモジの精油ができあがります。でも、一十八日の精油づくりはここで終わりではありません。
自社のラボにはガスクロマトグラフや高速液体クロマトグラフを備え、精油をロットごとに成分分析しています。
精油ごとに社内の基準を設け、基準に合わない精油は出荷しません。安心してお使いいただけるよう、安定した品質を守ることも大切な仕事だと考えています。
STEP 06
ボトルに詰めて、
お客様のもとへ。
さまざまな工程を経て、精油はボトルに詰められ、お客様のもとへ届きます。全国のお取扱店のほか、オンラインストアでもお求めいただけます。

最後の一滴まで、香りを楽しんでいただけたらうれしいです。
