南会津はその93%を森林が占めるという土地柄、古くから林業が盛んな地域です。しかし、近年の木材価格の低迷や過疎化による林業後継者の不足により、森林の荒廃がみられるなど他の地域と同じく、様々な課題を抱えていました。そこで、森林認証(SGEC)の取得をし、端材を余さず使い、木材だけでなく家具や木のおもちゃを作るなど、森林の価値を高めようと様々な取り組みをしています。

精油作りの取り組みも、『里山の価値を高めたい』という地域の方々の希望と一十八日の和精油にかける想いによりはじまりました。

一十八日は“日本の香り”を大切にしたいという気持ちから生まれたブランドです。

「精油作り」の取り組みも、『里山の価値を高めたい』という地域の方々の希望と当社の和精油にかける想いによりはじまりました。里山に埋もれている香りの資源は無限にあると考えており、その存在に気付いて、行動することにより「香り……その先へ」に繋がると考えています。

一十八日の香り作りは精油を作って終わりではありません。

香りを作ることにより、南会津の里山が、日本の里山が、より価値を高めていけるような仕組み作りを日々考えています。

まず、商品として価値のあるものを作ること。当然、高品質なものでなければならないと考えており、他のどの精油会社よりも品質管理を大切にし、自社での成分分析実施等、力を入れて高品質なものづくりが出来る体制を整えてきました。

そしてその次に大切なのは、多くの方に知っていただくこと。いくら高品質なものを作っても、知っている人が少ない、売れないのでは事業として継続していくことが出来ません。そこで私たちは商品づくりと同じくらい、会津地域での香りに関連した取り組みを広く伝えるように活動を行っています。香りをかいだ方が「森に行ってみたい!」「生えているところを見てみたい」と思ってくれるような、香り作りの背景までみなさまにお伝えしていかなくてはいけないと考えています。

そして最後に、適切な価格で販売することが出来ること。これには『高品質』『PR』が非常に大切です。価格が安くなればもっとたくさん売ることが出来るかもしれません。しかし、地域の活性化や林業に貢献したいという考えのもとには、『適切な価格で販売を行う』というのは非常に重要であると考えます。

香りの事業を大きくしていけば、たくさんの方々に関わっていただくようになります。関わったすべての方が幸せでいられるような仕組みにしなければ、継続させていくことはできないと考えています。

この想いを継続しさらに地域活性化に貢献するために一十八日ブランドをグローバルに展開していきたいと考えています。

“日本の香り”それは日本の大きな自然に育まれた癒しの香りです。日本の香りには、日本人のみでなく世界中の人を癒すことの出来る力を持っていると考えています。  会津という自然に素晴らしい香りという恵みを頂いています。その香りの価値を適切に、広く伝えていくという使命を持っていると自負しています。